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2018/02/28 00:00

ひなたぼっこのショップに並ぶ商品は、すべて高知県室戸市の日南(ひなた)地区で採れたもの。

魅力的な農産物がたくさんある日南(ひなた)地区は、どんな地域なのでしょう。

あったかくて魅力たっぷりの日南(ひなた)を、ご紹介します。


日南は、高知県室戸市 吉良川町(きらがわちょう)の山間部にある集落です。
日南地区のある吉良川町は、土佐備長炭で栄えた海沿いのちいさな町です。町の中心部には、当時のおもかげを残す伝統的な建築物が並びます。

この町を挟んで位置するふたつの川、「東ノ川」と「西ノ川」。
日南の集落は、この東ノ川の上流 約6kmほどのところにあります。


町から車で10分ほど走ると、ぱっと開けた場所に出て、田んぼの広がる景色が目に飛びこんできます。

視界の両側には山があり、川が流れ、民家が点在する、その景色はまさに日本の原風景。現代でも自然の恵みをうまく利用した、里山暮らしが息づいています。



70人ほどが暮らすこの小さな集落にも、昔は小学校がありました。しかし、人口の減少にともなって2007年に閉校。
こぢんまりとしたかわいらしい校舎は今、地域のにぎわいづくりに一役買っています。



校舎を活用するのは、人口減少や高齢化が進むこの地域をなんとかしたいと立ち上がった地域団体「ひなたぼっこ」。ひなたぼっこのメンバーたちが中心になって、イベントや集いの場作りをおこなっています。

ちいさな地域ですから、何かやるときはみんなが力を合わせて取り組みます。地域外から訪れる人には笑顔のおもてなし。日南のみなさんの人柄は、訪れた方にも伝わり、みながあったかい気持ちになります。




人が魅力的なこの地域、特産品もたくさんあります。


まずはお米。



山間部にある日南地区は、朝晩冷え込む寒暖差の大きな地域です。また、山から流れる谷の水も豊富なので、田んぼにはいつも新鮮な水が入ります。このような環境が整っているので、おいしいお米ができるのです。

日南のお米は炊きたても、もちろんおいしいのですが、冷えたときもおいしいんです。だから、おにぎりやお弁当にしてもおいしいご飯がいただけます。働いたあとの塩おにぎりのおいしいこと!
新鮮な谷の水を使って炊くので、さらにごはんがおいしくなるのでしょう。


田植えが落ち着いたころには、らっきょうの収穫シーズンがはじまります。



日南のらっきょうは小粒の良品。
しかしその分、商品にするには手間がかかります。収穫シーズンは家族総出の大忙しです。


夏野菜の季節には、この地域にしかない伝統野菜が出てきます。その名はぼたなす。



とってもおおきな "み" とトロトロの食感が特徴です。

ナスは違う種類のものを近くで育てると交配してしまいます。そのため、日南地区のみなさんはぼたなすが交配してしまわないように、地区内で他のナスを育てません。また、この地域だけのものなので、種も自分たちで採ります。こうやって、昔からの伝統野菜を大切に受け継いできたのです。

食べ方は「焼きナスが最高!」と地元の人たちは口をそろえて言います。たしかに、地元の土佐備長炭で焼いたぼたなすはとってもおいしい!今までに食べたことないくらい、やわらかく、とろけるおナスです。


日南といえば、田芋が地元で評判です。田芋とは里芋のことで、田んぼで育てるからみんな田芋と呼んでいます。



地元の道の駅キラメッセでも「日南の田芋」として並んでいます。

この田芋、実は種類がたくさんあって、ちらっと聞いただけでも8種類も名前が挙がりました。よく似た見た目の田芋ですが、育てている人はその違いをきちんと区別しているのだからほんとうにすごい。味もやっぱり種類によって違うのだとか。


冬が近づくと、ゆずの実が色づいてきます。
高知県はゆずの産地。特に日南のような山間部ではよく作られています。



収穫したゆずをたくさん載せた軽トラが通り過ぎると、ふわっとゆずが香ります。

高知県では、ゆずの絞り汁を「ゆのす」と呼んで、料理にフル活用します。
焼き魚にかけたりするのはもちろんのこと、酢の物やお寿司にもお酢代わりにたっぷり使います。ゆのすの効いた田舎寿司は、さっぱりとおいしい地元の味です。


ゆずが落ち着けば、霜の降りる前に黒糖づくりがはじまります。
日南には、室戸市で唯一の黒糖生産者さんがいます。



日南の黒糖は、植付、収穫、製糖まですべてが手作業の伝統的な製法で作られています。
大きな釜に薪をくべ、じっくりと炊き上げます。


食べ物ではないですが「シキミ」もあります。



シキミとは、高知県や鹿児島県などでお墓に備えられる仏花です。
日南は県下でも最大級の大きなシキミ園を持っています。シキミ組合のメンバーが20年ほど前、苦労の末に開拓した圃場です。

シキミ組合の倉庫では、毎週和気あいあいと出荷作業がおこなわれています。
出荷先は主に京都の市場。その他には道の駅にも出荷しています。

日南のシキミは日持ちがすると、室戸の地元住民からも好評なんだとか。


このようにたくさんの作物が生産されている日南。
それだけ豊かな自然に恵まれており、働き者の日南の人々によって暮らしの技が受け継がれています。

ひなたぼっこのWEBショップでは、そんな、
魅力あふれる日南の「食材」と、地域とつながる「きっかけ」を届けていこうと思います。